griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

人民元の「変動相場制」へのデビューはいつ?

小泉純一郎首相は22日午前、閣議後の閣僚懇談会で、中国の人民元切り上げに関し、「日本が1ドル=360円から308円に上げた時は(切り上げ幅が)2割近いな」と感想を漏らした。細田博之官房長官閣議後記者会見で明らかにした。 (日本経済新聞社 NIKKEI NET 7/22報道より)


確かにそうです。かって日本が受けた切り上げは、実質的に2割程度有りましたから、それを思えば今回の「人民元」の切り上げは、たった2%である。口汚く言えば「屁」みたいな数字である。ただ、小さき一歩ではあるが、固定相場制からの脱却に向かう重要な一歩として意義は大きい。アメリカの求める30%改定は、些か「暴論?的」と言えなくも無く、いきなりは無理であろう。何れ「段階」を踏んで、当面10%程度を「切り上げ」目標に置き、行く行く20%の切り替えに移行する流れになるのではないか?

通貨の「切り上げ」がもたらす、生活への影響がどれ程のものか?日本人は「骨身に沁みて」知っている。今回の様に2%程度なら問題は無いが、日本が「バブル」を引き起こした時は、250円/$ ⇒ 120円/$と、短期間に50%以上もハネ上がるという、ハチャメチャ振りでしたから、力を付けた「ジャパンマネー」が世界市場で「炸裂」してましたよね。
あの時は、給与の「支給額」が変わらないにも拘わらず、いきなり「世界一裕福な国民」と祭り上げられた時は参ったもんでした。(^-^)

力を付けた中国の「人民元」パワーが、何れ「企業買収」の形で世界を「席巻」して行く可能性も否定できず、日本人としても内心「穏やか」ではいられない。特に「エネルギー産業」や「防衛産業」などの「国家保安」上、重要な企業を防衛するための、バックアップ法案を、今から「しっかり」と整備し備えて置く必要があると申し上げたい。

国民人口が米国より5倍以上多い中国である。「国民総生産」的に見て、何れ「アメリカ」を抜く可能性も有り得る話だ。「武力戦争」でなく「経済戦争」で、「合法的」に攻められたらと思うと「身の毛もよだつ」思いがある。ともすれば「経済的」側面から間接支配を受けないとも限らないのだ。

日本が取るべき道は、郵貯の巨大340兆円を、次世代技術の開発費として投入し、世界に先駆けた様々な「スーパーテクノロジー」を開発し、それを以って日本の「屋台骨」を磐石にして行く事が求められる。その意味でも、「郵政民営化」法案の「参議院」通過を「心から」願うばかりだ。
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