griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

独禁法と公取委について。。

自動車用部品メーカー大手の小糸製作所(東京・港)など4社がヘッドランプなどの販売を巡って受注を調整する価格カルテルを結んでいた疑いがあるとして、公正取引委員会は13日、独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで、各社の本社など約20カ所を立ち入り検査した。
他に立ち入り検査したのは、市光工業(神奈川県伊勢原市)、スタンレー電気(東京・目黒)、ミツバ(群馬県桐生市)の3社。対象は自動車のヘッドランプや後部ランプ、室内灯など数十品目とみられる。
関係者によると、各社は遅くとも2002年以降、自動車メーカーがモデルチェンジした後もこれまでと同じ企業が継続して受注するよう価格調整を繰り返していた疑いが持たれている。 
日本経済新聞社 2012/3/13 11:20 (2012/3/13 12:20更新】

価格カルテルねぇ・・・う~む。。(ーー;)

実は最近、感じていることが一つある。。

それは・・・独禁法公取委・・・について・・・

切っ掛けは・・・今年の2月の初め、自らが出した「JASRAC排除措置命令」を、出した公取委自らが、今度は「取り消す」という異例の決定。。

かなり大きなニュースになったから、ご記憶の方も多いと思われる。。

この分野にも新規参入をし易くしようという意図のもとに、公取委として是正を図ったつもりなのだろうが・・・

あまりの反発に・・・突然の撤回・・・オイオイ!・・・

出された判断が、正しいのか、そうでないのか、・・・については何とも言えないことながら・・・

ただ、・・・一般論として感ずることは、公取委の裁定として、正式な「排除措置命令」を出す一方・・・

その言い出しっぺが、舌の根も乾かぬ内に、・・・コロッと手のひら返しして、・・・真逆の裁定を出す・・・

日頃から公権を傘にきて、偉そうに「ジャッジ」してる者がですよ?・・・・

何に腰が引けたのか?分かりませんが・・・突然、自説を翻して・・・

よくもまぁ恥ずかしくなく言えたモンだと・・・

普通の感覚で言えば、完璧に・・・バカヤロ~!・・・ですよ・・・

少なくとも、私が当事者だったら、そう言ってるでしょうね、・・・ざけんなよ!・・・って・・・

だって、それじゃあ、・・・長いモノには巻かれろ!・・・って姿勢でしょ?・・・

じゃあ、お前らが日頃やっていることは・・・単に、弱い者イジメか?・・・って、なるじゃないですか・・・

可笑しいですよ・・・絶対に・・・

公取委ってところは、裁判所みたいに、不服だからと言って、上級審で争うっていう感覚のとこじゃないでしょ?・・・

だから、「コラァ~課徴金だぁ~~!」・・・って、頭から言われちゃうと、・・・それだけでもう、大抵の企業が「ヘナヘナァ~」ってなっちゃうと思うんですね。。

でも、こういう事例を見せられると?・・・やっぱ正直者がバカを見る世の中なのか?って勘繰りたくなりますよね。。

つまり、・・・ここにも「ご都合主義」がはびこっていた・・・という訳でありますよ・・・

そもそも・・・「独占禁止法」とは・・・戦後、アメリカに倣うように制定された法律・・・そこに矛盾も感じない訳ではありませんが・・・

少なくとも今はグローバルな時代でありますし、昔のように国内だけ見てれば良い・・・という単純な構図ではなくなっているのでありまして、企業を取り巻く環境が激変してしまっている以上、従来型の「独占禁止法」や「公取委」では対応しきれない・・・というのが、私の考え方の基本であります。。

それらはまた、TPPなどとは別な観点から議論を重ねる必要を感じます。。

特に・・・躍進著しい最近の韓国企業などを横目に見るにつけ・・・日本もグローバルな時代に相応しい強い「企業体力」なり「体質」に変えていかないと・・・「国家の浮沈」も左右しかねない?・・・との危惧を感じるのであります。。

おそらくは、私なんかよりも、企業関係者の方が、遥かにもっと、今の状況に危機感を抱いているに違いないと思うところであり・・・

あえて誤解を恐れずに言えば、・・・これからの時代は・・・「財閥の復活」・・・を国策で誘導するくらいの?・・・ダイナミックな改革が必要になるかもしれません。。

そういう意味で、今から65年前、それこそ、まだ戦後間もなくの頃、アメリカの意向に沿って?制定された今日の「独占禁止法」と、それを監視する「公取委」の在り方は・・・21世紀を迎えて、そろそろ抜本的な見直しが迫られている。。

とまぁ、そのように感じているところであります。。。\_(-_- 彡