griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

NHK大河ドラマ「平清盛」・・・リアル感があって良いと思う。。

兵庫県井戸敏三知事がNHK大河ドラマ平清盛」について「薄汚れた画面」などと感想を述べたことについて、NHKの松本正之会長は2日の定例記者会見で「いろいろな意見はあるが、作る方は時代表現を出来る限りリアルに、そして最新の技術を使って表現しており、平清盛という歴史的な人物が描き出されればいい。ロケ地・広島の方々も大変期待し、波及的経済効果も出ているという。注目度が高まるのは大変いいこと」と述べた。
(2012年2月2日18時37分  読売新聞)

私も同感。。

坂本龍馬の時も感じたことだが、汚らしくも、あのくらいのリアル感があって丁度良いと思う。。

折角のNHK大河ドラマを・・・「チャンバラ」的に撮られては・・・見る方がガックリくる。。

その昔、映画でも、黒澤明監督の「七人の侍」は、モノトーンながら同じようなタッチだった。最初は汚らしくも見えたが、返ってそれが新鮮で、リアル感を生み、吸いこまれるように引きつけられた。。

結果として、ヴェネツィアの国際映画祭でも賞を受賞している。。

外国映画で考えると西部劇などもそうだ。・・・砂嵐で埃っぽい中を毛布を引っ担いで荒野を旅する。。

それらは、一見すれば、確かに汚らしくも感じるが、時代背景を考えれば・・・多分、そんなもんだったと思うところ。。

私はNHKの目指す方向性の方が、むしろ「正しい」と思う。。

「薄汚れた画面」と酷評した兵庫県の知事さんは、それまでの「変に飾りたてる」撮り方に慣れ過ぎて目が毒されてしまったのではなかろうか・・・

変に飾りたてる必要などないのである。今のまま、有りのままに再現してもらいたい。。

世の中、どんどんとCG化が進み、なにが嘘で何が現実なのか、虚実混同してしまう状況の中で、NHKの写実的なリアルさというのも、一つの方向として、有ってもいい流れだと思ってる。。

是非、胸を張ってやって頂きたい。。。\_(-_- 彡