「初午」は昔から大切にして来たお稲荷さまの降臨を祝う恒例行事・・・朝から様々なお供えをし、拝殿の前で「初午」のお祝いをしています。。
こちらは、この前の雪の日にスナップにと、撮り置きしておいた我が家のお稲荷さまです。。
・・・と言いつつも、我が家の「初午」は極めてシンプルでありまして、・・・それこそ丁寧にやる家から見れば、笑われちゃうほどのシンプルさであります。。
熱心な家では宵宮として前夜から派手な音曲を鳴らし酒盛りでお祝いする家もあると聞きますねぇ。・・・そういうお宅も当世では次第に減ってはいますが・・・・
ところで日本は、昔から「八百万の神」のおわす国とされてまして、ありとあらゆるものに全て精霊が宿っていると信じられて来た・・・世界でも珍しい国であります。。
なかでもお稲荷さまへの信仰は厚く、いつの時代も変わらぬ信仰心が保ち続けられ、粗略の無きよう、無きようと、細心に心掛けながら・・・今まで大切にお守りされて来ました。。
粗略に扱うと、・・・バチを充てられ兼ねない・・・という意味もありますが・・・(^^ゞ
ちなみに会社としてお稲荷さまを祀りしているところというのは、初午の日は、大抵、朝から社主とともに幹部社員が拝殿の前に揃い出るなどし、神主の祝詞を聞きながら厳かに拝礼をするものであります。。
だもんでバブル期のころ、地価が上がりに上がった都心のビル街でも、お稲荷さまだけは、決して粗略に扱われることなく、常に別格の扱いで大切にされて来たところであります。。
私も日本の良き伝統であるこの「初午」の行事を、これからも末長く大切にして行きたいと思っているところです。。
今年も家族一同が恙無く暮らせますように・・宜しくお願い申し上げます!・・・
そしてこの日の、もう一つの大イベントが・・・「節分」であります。。
我が家では、先祖からの習わしに従い、私が毎年「豆まき」を行っております。。
昔からのやり方に倣って、家の中と屋敷内の各箇所に、「福はうち」を2回、「鬼はそと」を1回・・・「豆まき」をしながら、大声で連呼するという・・・至ってシンプルな作法・・・^^
時代の変化もあり、最近では「豆まき」をやる家も徐々に減っているせいか、大声を張り上げていると、近所に対し若干気恥しい感じもする時勢ではありますが、せめて私の代までは、この良き伝統を守って行くつもりでいます。。
おそらく今日辺りは、全国の神社仏閣などで、有名人やタレントをゲストに招き盛大な豆まきを行っているとこも多いのではないでしょうか・・・
昨年は日本の歴史に暗い影を落とす「最悪な年」となっただけに、・・・
今年こそ、今年こそ・・・良い年になって欲しいとの願いを込めて、・・・
今年の豆まきは、豆を撒く手にも一段と力を込め、思いっ切り声を張り上げて叫んだ次第であります。。
福は~うちぃ、福は~うちぃ、鬼は~そと!・・・
今年こそ良い年になれ~~!・・・
あとは今夜、みなで歳の数だけ福豆を食べ、そして福豆で淹れた香ばしい福茶を呑み、買って来た「恵方巻き」を各自無言でカブリ付くのみであります。。ヘ(^^ヘ)
買って来た家族の話では、今年の「恵方巻き」は、去年と同じ「海鮮巻き」にしたとのことでした。でも、買うデパートは昨年とは違うとこにしたといい、・・・はたして、・・・どちらの味が美味しいか・・・期待したいと思います。。
そして今夜は誉れ高き秋田の酒・・・「高清水」の純米大吟醸・・・を調達してありますので、それに舌鼓を打ちながら 家族とともに、節分の夜を静かに過すつもりでおります。。
そして、ウグイスの鳴く穏やかな春を待ち望みたいと思います。。。