griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

転がり出した石は止められない。。

「残念なことだ。絆が薄かったかなと思う」。野田佳彦首相は4日午後、三重県伊勢市内で記者団に、民主党に離党届を提出した内山晃氏ら衆院議員9人が「新党きづな」を結成したことについて、党名に引っかけて皮肉った。 時事通信 jiji.com 2012/01/04-18:20】

離党届を提出した内山氏ら9人が「新党きづな」を結成したことについて記者から聞かれ、・・・

野田総理は、>「絆(きづな)が薄かったかな と思う」・・・・などと語った。。

確かに「絆(きづな)」の本来の意味からすれば・・・犬や馬をつなぎ止めておく綱という意味といわれ、後に転じて「断つことの出来ない人と人との結びつき」・・という風に意味が変遷したとされる。。

つまり総理のいう「絆が薄かった」・・・ということは、・・・総理が、つなぎ止めておくべき『綱』をシッカリ持っていなかった・・・という意味にもなり・・・

野田総理による・・・「手綱(たづな)捌きが悪かった」から・・・とも受け取れ、この部分は、管理者として、リーダーとして、資質を厳しく問われても仕方がない。。

その事に関連して、私は、その昔、豊臣と徳川が雌雄を決っして戦った「関ヶ原の戦い」を思い出していた。。

あの時は石田三成が率いる豊臣側が、家康率いる徳川側に敗れてまう結果を招くのだが、その敗因の一つとして、良く引き合いに出される事柄に、見方であったハズの「小早川秀秋」の「裏切り」がしばしば指摘される。。

戦場での「寝返り」は、単に味方の痛手となるばかりか、相手側を勢いづかせることにもなり、戦場での「流れ」を一変させてしまう危険を孕んでいる。。

目下、消費税の増税に向けて「不退転の決意」で臨むと表明している野田総理・・・

審議拒否ならば、・・・「解散」も辞さず・・・と、強気の姿勢を崩していないが、「関ヶ原の戦い」に学べば、今回、9人もの造反者を出した影響は「決して軽からず」・・・

ことの重大さに、総理としても、内心穏やかならぬものを感じているものと見られる。。

ちなみに・・・「関ヶ原の戦い」で徳川方に寝返ったとされる「小早川秀秋」だが、・・・戦いの後、周囲の視線は厳しく、秀秋自身は戦いの2年後、僅か21歳という若さでこの世を去っている。。

まぁ・・・「因果応報」・・・と片付けてしまえば、それまでの事ながら・・・

今回造反した9人の議員の内、特に比例区で当選した議員に向けられる視線は、先の小早川秀秋同様に厳しいものが予想され、前途は決して明るいものではない。。

いまや「進むも地獄、引くも地獄」・・・と化した9人衆。。

そしてボロボロとなり、いつ沈没しても可笑しくない「野田丸」・・・

「転がり出した石は止められない」・・・の例え宜しく、運命の歯車は音を立てて動き出した。。。\_(-_- 彡