griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

バレル100$の高価な石油を燃やさねばならない火力発電。。

東京電力清水正孝社長は10日午前、首相官邸を訪れ、福島第一原子力発電所事故の被害者への損害賠償策について、政府に支援を要請した。
勝俣恒久会長や清水社長ら代表取締役8人の役員報酬を当分の間、全額返上するなどの追加リストラ策を説明し、政府の理解を求めた。
清水社長は、枝野官房長官や海江田経済産業相らに対し、「最大の合理化をすることが前提となるが、ぜひ政府に支援をお願いしたい」と述べた。
要請書では、今年度、火力発電への依存度が高まって燃料費が追加で1兆円近くかかるうえ、社債や借入金の償還・返済でも約7500億円が必要となることな どを説明。「資金面で早晩立ちゆかなくなり、補償に影響を与える恐れがあるばかりでなく、電気の安定供給に支障を来す恐れがある」として、政府に対し、支 援の枠組みを早急に策定してもらうよう求めた。 (2011年5月10日14時31分 読売新聞)

今を遡る先の郵政改革の審議だって、小泉さんは衆議院での国会審議に、述べ109時間を費やした。大臣答弁に至っては850回に上ったとされる。。


それでも、反対派の者からすれば、何時間やろうが、何処まで誠意を尽くそうが、・・・反対なモノは反対なのだろうが、・・・であるにせよ。公平に見て、十分と思える審議は・・・尽くしたと理解している。。


それに引き換え、今回の浜岡原発処理に当たっては、菅総理は、一切の国会審議をすることなく、ごく限られた一部のモノの達による独善的な判断でなされたことは、それ自体が民主主義を揺るがす大問題と言っていい。。


鳩山の国連でのCO2削減目標の時にも感じたが、私はこういうことが、何の疑念も無く、平気でなされる感覚が、そもそも大問題であり、ファッショの匂いさえ感じさせるもので、大変恐ろしいことだと思っている。。


結果オーライなら・・・いいじゃん?・・・では済まされない、危険思想だ。。


記事の東電の要請に於いても、当然の帰結であり、考えなくても、最初から分かる内容だった。。


原発反対者が、今回の福島原発事故の余勢をかって、猛烈な反原発キャンペーンを展開しているのだろうが、今はチョッとだけカッカした頭をクールダウンし、大きく深呼吸をした上で、原発を冷静に見直すべきと考えている。。


ちなみに、お隣の中国では、先ごろの発表で、2020年までに原発による国内の発電容量を従来比の2倍に当たる8000万キロワットまで増設する計画を示した。。


その姿勢が正しいのか否かは、その国の抱える事情もあり、即座には答えを出せないが、・・・ところ変われば何とか・・・と言う他はない。。


まっ、今なお予断を許さない福島原発の、処理の困難さを考えると、そんな私自身、原発に対し、つい及び腰になりがちになるが、少なくとも、・・・原発を廃止すれば・・・全てがバラ色になる的な考えは、・・・この際、改めた方が良いと・・・私は思う。。


いずれにせよ。日本の未来は、この国の国民が決めればよい訳で、・・・もしも国民の総意を以て、脱原発で、省エネ型生活に置き換えるとの決心がつくならば・・・それもまた良し・・・ってところは感じるが・・・


一部のモノの思いつき、独断先行による「やりたい放題」の結果では、間尺に合わないし、この先の日本が危ぶまれてならない。。


とまぁ、そんな風に考えるへそ曲がりは・・・おそらく私だけではないに違いない。。


先に出された経団連会長による政府への苦言も・・・謂わば、そういう考えを踏まえた上で、表明されたものと理解している。。。(v_v)