神奈川県は２１日、職員食堂の食券を偽造したとして、県政策部の出先機関の男性職員（２４）を停職６カ月の懲戒処分にした。「少なくとも６回使った。実家に仕送りするためにお金をためたかった」と話しているという。 県によると、男性職員は昨年、食堂の「Ａ定食」（４７０円）と「Ｂ定食」（５００円）の食券を１０枚ずつ自宅のパソコンとプリンターで偽造。６月３日に使おうとして従業員に見つかった。 職員は既に、なくなっている１４枚分の約６８００円を弁済。食堂側は警察に被害届を出さない方針という。 2009/01/21 21:48 【共同通信】
この厳しい時節柄である。仕送りの為、爪に火を灯しながら節約していたのであろう。苦しい気持ちも分からぬではないが、他の者らも同じ境遇の中で頑張っていることを考えれば？・・到底、許される道理もなく、何よりも、世の中をズルク渡ろうとする心が許せない。実家にしても、こんな形で仕送られても有り難いものではなかろう。。
本件が「有価証券偽造」の罪に問われるか否かは別にしても、組織として、金が絡む「ごまかし」を安易に許すようではいけない。例え「スケープゴード」的と言われようが、キチンと「示し」は付けておくべきである。金の「ごまかし」は、小額でも気を許すと大火事のもととなる。県の判断は正しい。。
とはいえ。直接の被害者である食堂側も、被った被害の返金を受けた事もあり、また前途ある若者ということで、今回は、穏便なる処置を示したものと推察する。この職員も、これに懲りて、もう二度と“ 食券乱用 ”は止めてもらいたい。。
