温泉旅館の脱衣場で１万円を盗んだとして、宮城県教育委員会は１７日、同県塩釜市立中学校の女性教諭（３２）を懲戒免職処分にした。「苦い思いをすれば不用心なことをやめるだろう」と、被害者への勝手な“教育的指導”から盗んだと話しているという。 県教委によると、教諭は１０月下旬、鳴子温泉まで日帰り入浴に行った。脱衣場のロッカーを開けると、岩手県一関市の女性の財布などが入っていた。教諭には施錠せずロッカーに入れていた持ち物を盗まれた経験があるといい、「全部取るとかわいそう」などと考えた末、ある程度の額を残し１万円札だけ抜き取った。 教諭は翌日、中に１万円札を忍ばせた封書を匿名で温泉に送付、おわびも添えた。結局、１週間後に警察に逮捕され、罰金２０万円の略式命令を受けることになった。
【ＭＳＮ産経新聞ニュース 2008.12.17 22:05】
記事を読む限り、これも一種の説教強盗に近い事件のように感じられた。この教諭は、過去に自らが受けた被害経験から・・「全部取るとかわいそう」と考えて、被害者の財布から一万円だけ抜き取ったらしい。この辺りに、この教諭の美学らしきものも感じられるが、裏を返せば「この位なら許してくれるかも？・・」という甘えも感じられる。。
しかし、犯行後、教諭としての良心が芽生えたのか？・・盗んだ金を、詫び状とともに返却して来たという。返さないよりは返した方が良いに決まってるが、といって・・「ご免ですめば警察は要らぬ」とされる世の中だ。本来は、そのことを子供らに教えるのが役目であったハズなのだが、彼女にとって、今年は「前厄」にあたっているようで、それが災いして、魔が差したという可能性もある。。
兎も角も、今回は罰金を20万円を科せられ、更には職までも失うという厳しい事態となった。そのことを、今更、嘆いても始まらない。それどころか？大罪を犯した訳ではないので、何時までも落ち込む必要などはない。むしろ温泉にでも浸かるなどし、気分を一新した上で、しっかりと再出発してもらいたい。。。＼_(-_- 彡
