griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

期待される総合経済対策。。。

自民党中川秀直元幹事長は29日、政府・与党がまとめた総合経済対策について「特別減税は国民が広く恩恵を受けるもので、ばらまき政策という批判は当たらない。景気対策としては金融政策に次ぐ『次善の策』だ」との談話を発表した。そのうえで「(特別会計の余剰金などの)霞が関埋蔵金を活用するなど、赤字国債発行に依存しない方策を検討すべきだ」とも指摘した。 【日本経済新聞社 NIKKEI NET 8月29日 22:01】

今の日本経済は、激しい嵐を目前にしようとしている。それを知りながら、何の手立ても打たぬのは?愚の骨頂でしかない。中川秀直さんの仰る通り、景気対策としては「金融政策に次ぐ『次善の策』である」・・というお考えは基本的に正しく、私は大いに支持したい。。

今回、政府・与党のまとめた総合経済対策のうち、取り分け特別減税であるが・・「ばらまき」という表現が適切かどうかは別にして、景気刺激策と、庶民の窮状を助けるために取った?ギリギリの判断なのだろう。はたしてどうなるかは予断を許さないところだ。(友党公明党への配慮もあったとされるが・・) 兎も角も、大型の補正予算を組むこと自体は、将来に予想される不況を最小限に抑える意味でも?極めて重要である。是非、進めてもらいたい。。

金の使い方が「ばらまき」かどうかは?・・その使い道如何に懸かっている。つまりは目先の窮状に軸足を置くのか?或いは、経済の立て直しに備えて、先々の飯のために種を蒔くことに力を入れるのか?・・という判断に尽きる。。

いつの時代も窮状に喘ぐ人はいる。そういう方々に取っては「今日の飯も食えない時に、先の話をされても?腹の足しにならない」と言われると思う。そういう方々のために、政府は一方で「特別減税」を実施し、一方で将来の飯の確保のため「あえて借金をしても種を蒔きをする」・・そのバランスを如何に取って実施するか?それが試されているのだと思う。もっとも特別減税については、財源確保をどうするかという現実もあるので、今後、慎重な議論の上、進めて頂きたいものである。。

ちなみに、この種の事例に、よく使われる例話で、同じ放牧でも、羊の場合は、草の葉を食べて、根を残す知恵があるが、ヤギは葉だけでなく根まで食べてしまうという特徴がある。もともと、それぞれの生きていた野生の違いが、そうさせているのだが、・・いくら腹が減っても?・・頼みの根まで食い尽くしたら?・・その土地には「ぺんぺん草」も生えない荒地になってしまう。そうなっては一大事である。。

国民の血税である限りある補正予算を、如何に有益に活用するか?・・その効果を最大限に引き出すためには、まず無用な規制を緩和し、そのことによって産業の活性化を手助けし、やる気のある次の担い手に力を与える政策こそが、何よりも求められるところである。。

なかでも農業を始めとする国の食料政策は、今後の日本を支える「国防の一環である」という認識に立ち、食料自給率向上のために、環境保全のために、しっかりとした予算を組むことが大切である。。

何れにしても補正予算は、赤字国債発行に依存しない工夫(霞ヶ関埋蔵金特別会計の見直しetc)をしながら、バランスのいい使い方に徹していただきたいと要望する。。。\_(-_- 彡