griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

医療ミスに思う。。。

岡山済生会総合病院(岡山市、糸島達也院長)は、昨年、乳がん検診で訪れた岡山県内の40代女性の左乳房を、がんではないのに間違って切除していたと、19日発表した。 検体を、乳がん患者と取り違えたのが原因。病院は女性に謝罪したが、女性は納得しておらず、弁護士を通じて話し合いを続けている。 病院の説明によると、昨年7月、この女性に胸部エックス線撮影などをしたところ、乳がんが疑われ、翌8月中旬に顕微鏡による組織検査を行った。 その際、臨床検査技師が、検体を載せるスライドガラスに、乳がん患者の識別番号を誤って書き込んでいた。検査をもとに9月中旬に女性の左乳房をすべて切除した。その後、切除した部分を検査すると、がんではないことが判明した。 糸島院長は記者会見で「女性には、心身に大きな傷を負わせてしまい、心よりおわびします」と述べた。 (2008年8月19日12時11分 読売新聞)

う~む。ツライねぇ。記事によれば、「病院は女性に謝罪したが、女性は納得しておらず、弁護士を通じて話し合いを続けている。」・・・とある。そりゃそうだろう。いくら謝られても?被害者としては、そう簡単に腹の虫が治まるわけがない。。

被害者にしてみれば、「私の身体を元に戻してくれ?」との無理も言いたくなろうと思う。といってねぇ。人のやることである。有ってはならないことは勿論ながら、ゼロというわけにも行かない現実もある。それをどう理解し、自らの心に、どう折り合いをつけて行くか?・・気持ちの整理ということもあろうし、運命とは?何時の世も無情である。。

過去にも、こうした取り違えの間違いにより、肺を切除された方がいたし、肝臓を切られた方もいた。ともに再生が出来ない臓器なだけに、被害者にとっては、その後の人生を台無しにされたという思いが強いだろう。しかしながら、今の時代は、様々な交通災害も含め、予期せぬ通り魔に遭う場合もある。何の落ち度もない者が、いつ何処で災難に見舞われるか?分からない時代になっている。極めてツライことながら、そのことを頭の隅に留めておく必要はあろうと思う。。

それこそ、取り違えの極めつけと言えるものには?・・生まれて間もない「乳児の取り違え」というのもあった。取り違えにより、被害者の、その後の人生がメチャクチャになるだけでなく、生涯にわたり苦悩が付きまとう事になる。話を聞くだけでも胸が潰れる思いがするが、・・・といって「腹水盆に返らず」という現実もあり、起きてしまったことは、起きてしまったこととして、どうしようもないのである。。

悪気があってやった訳でなし、ミスを果てしなく責め続ける訳にも行かない。それでは医者のなり手がなくなってしまう。今後、病院としては、被害者に対し、かくたるキチンとした改善策を示すことによって、再発防止を誓うほかはない。そして後は、被害者の納得の行く十分な保障をしてあげるのみである。その意味でも、病院は「医療保険」だけは、怠りなく入って頂きたいものだ。。さもなくば?どうしょもない。。。(v_v)