griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

乳飲み子を海に投げ捨てた鬼母。。。

生後2か月の娘を海に落として殺害したとして、宮城県警石巻署は30日、同県石巻市門脇、無職宮守香緒里容疑者(25)を殺人容疑で逮捕した。 発表によると、宮守容疑者は28日午前0時ごろ、同市の石巻漁港西側の防波堤から二女はるかちゃんを海中に落として殺害した疑い。「無理心中しようと思い、投げた」などと供述しているという。 29日午後、はるかちゃんの祖母から「孫がいなくなった」と通報があり、同署が宮守容疑者から事情を聞いたところ、石巻漁港で投げ捨てたことを供述した。同署員らが30日午前、殺害現場とみられる防波堤付近ではるかちゃんの遺体が浮いているのを見つけた。 はるかちゃんに目立った外傷はなく、水死とみられる。 
(2008年5月31日01時34分 読売新聞)

記事を見れば?無職宮守香緒里容疑者とある。普通なら「主婦」宮守香緒里と載せるべきところ、あえて「無職」としたからには?・・憶測になるが、旦那と分かれた一人身女性なのか?・・或いは未婚の母では?・・との推測が成り立つ。。

はたして、この女性に何が有ったのか?起こったのかは知る由もないが・・兎も角も、十月、十日を耐え、お腹を痛めて産んだ我が子を、無残にも海に投げ捨てた母親の感覚とは?・・・

動機として「無理心中しようと思い、投げた」と述べてるようだが、その覚悟が真実であるなら?・・大切な子は自分の身体に縛り付けて身を投げるのが普通だ。・・・しかし容疑者は、子供のみを投げ捨てている。。

今回の「乳飲み子」が海に捨てられた事件から転じて、私は講談に良く登場する静御前の悲劇を思い起こした。当時、源頼朝は、義経の子を身ごもり、産み落とした静御前から、生まれたばかりの子を奪い、荒れ狂う夜の海(由比ヶ浜)に投げ入れさせた。講談では、泣き叫び抵抗する静御前の姿が良く描写されていて、聞くたびに涙をさそわれる。。

昔の人は「子は鎹(かすがい)」と言って大切にしたものだが・・それも今の人には通じないらしい。残念ながら、今や、この言葉は「死語」のようである。検察は、この身勝手な母親に対し、どうか世間が納得するような?厳しい刑を求刑して頂きたい。さもなくば、この子は浮かばれない。。

昼間の海は、陽の光に煌めいて美しい。希望にも溢れて見える。だが夜の海は逆である。闇は見る者の心を閉ざし、深い「恐れ」を抱かせる。漁師に伝わる「板子一枚下は地獄」という言葉も?・・そんな海への「畏敬」の念から出た言葉ではなかろうか。。

生後二ヶ月といえば?まだ目も開いていない時期である。私は、幸せ薄いこの子にとって、それが、この世に生を受けた、せめてもの「幸せ」と映った。何故なら?・・わが身を海に投げ入れる母親の顔を見ずに済んだのだから・・・(v_v)