griffin avenue’s blog

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チベット暴動から半月が過ぎて。。。

米ワシントンのホワイトハウス前で3月31日、米東海岸や南部に住むチベット人約500人が、ブッシュ大統領北京五輪開会式への出席に抗議して集会を行った。3月14日の中国チベット自治区ラサでの大規模暴動以降、米首都でチベット人による集会が開かれるのは初めて。 集会には、人権派として知られるデニス・クシニッチ民主党下院議員ら複数の連邦議員も参加し、「ブッシュ大統領はなぜ中国に抗議しないのか。目を覚ませ」「北京に行くぐらいなら、ラサに出向け」と訴え、五輪出席の撤回を大統領に求めた。 集会参加者はその後、北西に数キロ・メートル離れた中国大使館までデモ行進を行い、「チベットに平和を」などと叫んで気勢を上げた。
【2008年4月1日10時34分 読売新聞】

3月14日の暴動以降、既に半月がたち、中国による掃討作戦で、多数のチベット人が犠牲になったとみられるなか、国際的な動きは未だ鈍い。・・極論的には各国ともスルーに近い状態である。。

チベット人の痛みをよそに、どこも?自国の国益確保を最優先に考えているように見られる。そして日本も、その例外にない。あの人権に五月蝿いアメリカでさえ、今回は慎重な姿勢を崩していない。。

それこそ?冷戦時代だったら?・・アフガンの時のように、裏から手を廻し、武器を供給していく可能性もあるが、力を付けた中国に真っ向から挑むほど、現在のアメリカには余裕が感じられない。。

それでもイザとなったら?・・やる時はやる姿勢を貫くアメリカだが、残念ながら今はイラクで手一杯にある。北朝鮮対してでさえ?何処となく及び腰である。アメリカは動くに動けない状況と見られる。。

日本では各新聞が、一斉にチベットの惨状と抗議の姿勢を報じる中で、取り分け左派系の新聞やメディアは、事態から一歩引いた?控えめなスタンスを保っている。。

また日本政府にしても、今は内憂で手一杯の状態にあり、残念ながら構えて外交問題に出来るほどの余裕がない。正にそれどころの騒ぎでない。。

今回、記事によれば、アメリカ在住のチベット人らがホワイトハウス前で「抗議デモ」を始めたようだが、当地では、このようなデモは日常化しているとされ、これによる大きな変化は起きないと考えられる。。

今後はチベット人らにより、国内でのレジスタンス組織を結成し、地下に潜り徹底抗戦を続けるほか?・・もはや手はないと考えられるのだが・・長い目で見ると?それも、はたして彼ら人民の為になるものかどうか?・・疑問は尽きない。。

後はIOC会長が、この問題について、どのような判断を示すかに懸かっている。それらによっては?今後、世界世論が何処まで高まるかどうか?という側面も出て来る。。

いずれにしても?これを契機にチベット人民の幸せと願いが叶えられますようにと、ひたすら願わざるにはいられない。。