griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

稽古?それとも「可愛がり」?。。。

愛知県犬山市の大相撲時津風部屋の宿舎で今年6月、序ノ口力士、斉藤俊(たかし)さん(当時17歳)=しこ名・時太山(ときたいざん)=がけいこ中に急死した問題で、師匠の時津風親方(57)(元小結双津竜)らが暴行を加えていた疑いが強まり、県警は、刑事事件として立件する方針を固めた。

 県警の任意の聴取に対し、時津風親方、兄弟子数人は、死亡前日、斉藤さんに暴行したことを認めている。直接的な死因を特定するため、県警は遺体の組織検査をしており、傷害致死や傷害容疑を視野に入れ、時津風親方らを追及する。
 けいこ中の死亡などの事故を巡り、親方が刑事責任を追及されれば、初めてのケースで、部屋の指導やけいこのあり方が厳しく問われそうだ。

 調べによると、斉藤さんは名古屋場所前の6月26日午後0時40分ごろ、犬山市内の宿舎で、兄弟子とぶつかりげいこをしている最中に体調不良を訴え、病院に運ばれたが死亡した。
 死因は当初、虚血性心疾患とされたが、遺体の顔や体に複数の傷やあざが確認され、遺族の希望で行政解剖した結果、「多発性外傷によるショック」が死亡につながった可能性がある」とされた。

 これまでの調べでは、死亡前日の6月25日午前、斉藤さんが部屋から逃げ出そうとしたところ、兄弟子らに連れ戻され、同日夕、親方からビール瓶で額を殴られたほか、兄弟子らから「指導」の名目で数十分にわたって殴るけるの暴行を加えられたという。県警は、兄弟子らが日常的に暴行を繰り返していた可能性もあるとみている。

斉藤さんは新潟県出身。5月の夏場所初土俵を踏んだばかりだった。時津風親方は、6月28日の記者会見で「無理はさせていないので、何がいけなかったのか、答えようがない」と話していた。
【2007年9月26日14時13分 読売新聞】

角界とは、一般人の目線で見ると「如何にも閉鎖的な世界である」という印象が否めない。しかも?詳しい実態は関係者などの?ごく一部の近い者にしか?窺い知れない。だが先の「朝青龍」騒動では、マスコミの連日に渡る激しい取材攻勢の結果。その騒動を通して、日頃より闇に包まれていた角界の裏の実体が、ホンの少し垣間見れた印象を受ける(パパラッチ的なやり方には納得できないが)。。。

部屋によっては?以前から「稽古」と称して「リンチ」に近いものもあったと聞く。それは、或る部屋の親方が、テレビの番組の中で公言している。それを、この世界では、あえて「リンチ」とは言わず?「可愛がり」と称するらしい。武道としての「精神修養」を目的に、本人のタメを考えて、あえて過酷な「稽古?」を付けることが有るらしい。。。

しかし「リンチ」は、言うに及ばず?列記とした犯罪であり、如何なる理由があろうと?許されるものではない。はたして?この場合の「可愛がり」を、「稽古」と見るか?「リンチ」と見るか?。。。

これらの方法は、実は過去に「戸塚ヨットスクール」にて実践され、一時期、社会問題化したした事がある。彼らの目指した方向は兎も角も、その前時代的な「やり方」「手法」には、多くの批判を集め、当時の裁判でも「きっぱり」と否定されたのである。。。

今回の時津風部屋の稽古方針が、法に照らし、或いは人道上に照らして、はたして妥当なものであったか否かは、今後、裁判を通して明らかにされる事になる。そして、これを機会に相撲協会の知られざる「闇」に、少しでも「光」が当ることを願いたい。さすれば?先の「朝青龍」問題にしても?本当は「何処が、どれだけ反省すべきが正しいのか?」自ずと真実が見えて来ようというものである。(朝青龍の猛省は当然ながらも)。。。。(~ヘ~;)