griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

耐え難きを耐え。偲び難きを偲ぶ?安倍総理。。。

第21回参院選は29日投開票が行われ、自民党年金問題などによる逆風で、37議席と平成元年に次ぐ大敗を喫した。公明党も3年前の前回を4議席下回る9議席と敗北、与党は当選した推薦無所属候補を加えても、過半数を16議席も割り込んだ。一方、民主党は前回より10議席上積みして60議席を獲得、参院で第1党になった。【産経新聞 Sankei Web 2007/07/30 08:46】

大変残念な結果になってしまったと感じております。振り返れば、今回は選挙戦の最中にまで及ぶ?マスコミの執拗な「偏向報道」には?目に余るものを感じていました。実に酷いものでした。普段の報道は兎も角もと思いますが、少なくとも「選挙公示」後は「公平公正」が大原則なハズです。今後は、この辺の報道の有り方も「問題」にしなくてはいけないと思います。。。

それにしても?今回の選挙は、安倍内閣の「改革」姿勢に対する審判というよりも、年金問題に加え、数々の閣僚の不祥事や失言と、その処理の仕方に幻滅した国民の存在が有ったことも事実として受け止めねばなりません。それにより、本来なら?「政策」論議での判断がなされるべきところ、今回は「枝葉末節」部分での?イメージで決断をせざるを得なかったことが、国民に取っても?大変不幸な出来事だったと思います。。。

そんな時に?つい思い起こすのが、私が時々お邪魔しているブログの『兎も角も』という題名のブログ(goo)です。タイトルを聞くだけで、既に良く「ご存知」の方も多いのでは?と思われますが、当ブログは、真面目に、丁寧に作られたブログとして夙に有名で、多くの根強いファンを持っているブログです。私も、時折、覗かせて頂いては、勉強させて貰っている「お勧め」のブログです。。。

管理人の「兎も角も」さんは、私と同じで、「改革」を押し進める自民党を、微力ながらもブログを通して応援している方です。兎も角もさんは(おそらく「キリスト教」信者の方と思われる)、時折、聖書を引用されながら、実に示唆にとんだ提言をなされ、そこには傾聴に値するものが多々有ります。。。

その中でも私が感銘を受け、心に残っているものに?聖書マタイによる福音書10章14節の、イエスが弟子を遣わす際に言われたという1節で、『もし貴方がたを迎えもせず、また貴方がたの言葉を聞きもしない人があれば、その家や町を立ち去る時に、足のちりを払い落しなさい。』との部分でした。(聖書の部分引用)。。

「兎も角も」さんは、一昨年の郵政解散の折に、当時の小泉さんの心情をおもんばかって?上記の言葉を引用され、当時のブログに、その心情を綴っておられます。。。

当時、国民の幸せの為にと?一心に「改革」を進める小泉さんに対し、参議院が下した余りに非情な採決。はたして?それが本当の民意なのか?「今の新鮮な気持ちを国民に問うてみたい」と、小泉さんは、当時、異例ともいえる衆議院の解散に踏み切られました。。。

そして、必ずや自分を支持してくれると信じた解散の結果。もし国民が「ノー」を突きつけたのならば?イエスの言葉ではないが、おそらく小泉さんは、そんな政治には?もはや何の未練もなく?『足のチリを落し去って行くだろう』と「兎も角も」さんも述べられています。。。

実は、私も当時、別なる角度から同じような思いを抱きました。あの総選挙の自民党「大勝利」は、自らの退路を絶っての、小泉さんの悲壮なる問い掛けに、国民が真摯な気持ちで答えた結果だったと信じております。。。

今回の参議院選は、そういった政策論議ではなく、次元の低い枝葉末節の事に、重きが置かれてしまった事は、返す返す残念な事だったと思いますが、逆に民主党の小沢さんも、今度ばかりは、最初から、自らの退路を断って臨んだことも?国民に好評価され、その真剣さが伝わった結果であったとも考えられます。。。

しかしながら?この選挙の結果がもたらす事態の「深刻さ」は、私は国民が考える以上の深刻なものと考えています。ともあれ。例えどうあれ?既に出された審判は審判に違いなく、結果は結果として、厳粛に受け止められねばならぬものと考えます。そしてその結果。今後、国の施策が、どれほど後退し、どれほど混乱しようと?それらは全て、国民自身が選んだ結果である事も?心しておかねばならないと考えます。民意とは?かように重きものと理解すべきです。。。

安倍さんも、この先、あんまり「コケ」にされるようなら?いっそ?内閣を総辞職して?次にタスキを渡すくらいの選択も?私的には「有り」だと思います。半端仕事は?誰しもしたくないのは当然ですが?今回は有権者の目線が余りに冷たかっただけに?この先、更に政権の足の引っ張るものが出てくれば?その時は、もはや未練など見せず?一気にケツを巻くる選択も?残しておくべきではないか?と考えます。。。

安倍総理!どうぞ頑張ってくださいね。。。