牛脂などの添加物を注入加工したステーキ用牛肉を、「サシの入った極上品」などと宣伝したのは、景品表示法違反（優良誤認）に当たるとして、公正取引委員会は１８日、通信販売会社「テレマート」（大阪市中央区）に排除命令を出した。 公取委によると、同社は昨年６月初めからの約２カ月間、ラジオや全国紙などの広告で「キメ細かなサシの入った極上部分だけを厳選」などと表示。実際には、針を刺して添加物を注入した豪州産のステーキ用牛肉を販売していた。【産経新聞 Sankei Web 2007/05/18 18:47】
ウ～ム。。ステーキ肉ねぇ。段々テクニシャンになってくるねぇ。。。
加工技術が日進月歩のこの時代。その技術を活かす者が次々と出て来ても？当然不思議はないことだ。それが安全なものであるのなら？私自身は、それを悪い事とは決して思わない。むしろキチンと表示されるかどうかの方が？遥かに重要な事と思う。。。
これまでも人工的なマグロの「トロ」もあったし、人工的な「イクラ」もあった。それらが「人工品」とキチンと知らされた上で、ユーザーが購入するなら何ら問題はない。特にユーザーの目線で見て、コストパフォーマンス的に「メリット多し」と判断されれば？それらは十分に「商品価値」が有するものと考えられる。大切なのは？安全性であり、偽りなく正確に表示をする事である。私はそう思う。。。
ちなみに注射だが、大手をはじめ、何処の「ハム屋」も「塩水」注射は昔からやっていることだ。私も、以前に大手の「ハム屋」の営業から直接聞いたことがある。この業界では普通の事らしい。ハムの場合は、加工品であり、元々使用している塩水だから、記事の件とは違って、直接の「表示違反」には当たらないが、中元・歳暮などの「セール品」になると？メーカー間の価格競争も激しくなるため、塩水注射で重量をかさ上げして、その分の卸価格が下げられるという「テクニック合戦」が繰り広げられているらしい。どこの業界も大変な様である。。。(~ヘ~；)
記事のメーカーは、「脂肪」注入だから？明らかに天然のものとは別モンである。表示違反だ。しかしそれが、安全で、尚且つ味的にも？天然物と同等以上の「力」が有るのなら？それはそれでキチンと「表示」した上で、「お値打ち」価格などを設定し、合法的に正々堂々と勝負すれば？と思われる。後は、プレゼンの持って行き方如何にも依るが？「売れる」可能性も十分に秘めているものと考えられる。ようは「ズル」して大儲けしようとするから？「袋叩き」に遭うのである。もっとフェアな商売をして欲しい。。。。
