griffin avenue’s blog

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知事の多選と談合を考える。。。。

神奈川県の松沢成文知事が提案した知事任期を「3期12年まで」とする多選禁止条例案が21日、県議会本会議で反対多数で否決された。成立すれば全国初として注目されていた。 民主党・かながわクラブなどが賛成したが、自民党公明党などが「法的根拠のない条例提案で、拙速だ」として反対した。松沢知事は「改革を一番手でやっていくのはハードルが高い。大変残念だ」と語った。再提案については、「年末年始によく考える」と述べた。
【2006年12月21日20時14分 読売新聞】

このところ。知事が関係した公共事業の談合で、既に三人もの知事が逮捕されるという異常事態になっている。しかも?これは氷山の一角で、まだまだ続くとも言われている。マスコミの論調を見れば?どれも?こうした談合の背景に知事の多選が原因しているとの見方が多い。そこで知事の多選を「法的に制限」しようとする動きが各地で広まっている。神奈川県の松沢知事の提案も?そうした流れに沿ったものと考えられる。。。

だが記事にもある通り、松沢知事の提案は、今回、議会により、あっさりと否決されている。これも「冷静に見れば」当然といえる。と言うのも?そもそも「公選法」との絡みが前提にあるからだ。従がって今回は「 気持ちは分かるが?やはりチョッと拙速かな?」 というところか?中には知事の「パフォーマンス」などとする「辛口」批評にもあるくらいだ。明らかに拙速である。。。

基本的に、談合は「多選で有ろうが?無かろうが?やるヤツはやる」という現実もある。それ故に、防止の為には、既に、各方面から指摘されている『発注の透明性を確保する事』が最も大切と思われる。その為に、市民団体や弁護士を交えた「外部監査」の充実を図る事が重要と考えられる。その上で尚、再び談合が発覚した場合には、その団体を最低でも、一年以上の「入札禁止」に処す位の、「厳しい」姿勢が当然である。それとて完璧ではないが、やる価値は十分あると見る。。。

「石川や浜の真砂は尽きるとも 世に盗人の種は尽きまじ」と詠んだ石川五右衛門ではないが、談合も、数限りなく新たな抜け道を探して来るに違いない。業者との終わりなき戦いに「空しさ」も感じるが、一つずつ進めていくしかなかろう。。。。