griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

靖国を「政争の具」にしてはいけない。。。。

日本遺族会会長を務める自民党古賀誠元幹事長は30日、テレビ朝日の番組に出演し、靖国神社について「国民全体が尊崇の念を持てる施設として残すためには無宗教化があっていい」と述べ、「A級戦犯」の分祀(ぶんし)は教義上できないとする靖国神社から宗教法人格を外すことも念頭に、遺族会内で分祀論を活発化させる考えを改めて示した。 古賀氏は「東京裁判を認めていないので、戦犯という言葉は使うべきではない」と述べた上で、「裁判以前に一国の指導者として(先の大戦に対する)結果責任は明らかにすべきだ」と指摘。靖国神社に兵役で召集された戦没者と当時の指導者が一緒に祭られていることに不快感を示した。 また、自民党総裁選出馬を表明した谷垣禎一財務相も同日、都内で記者団に「靖国の方で宗教法人であることをやめたいとなれば選択肢だ」と述べ、古賀氏の考えに理解を示した。 (産経新聞  Sankei Web 07/30 17:58)

サンプロに出演されていた古賀さんだったが、靖国に祭られている遺族全員の承諾も得ず、何の権利が有って?あんな勝手な事を申されるのか?責任ある立場に有りながら?その神経が分からない。。。

古賀さんのお父様が、レイテで玉砕されていたと言うのは、今回、番組を通じて始めて知った。実は私の伯父さんもレイテで玉砕しており、その点では親近感を抱かぬ訳ではない。しかしながら、その立場から申しても?古賀さんの発言は、あまりに不適切であり、承服できるものではない。。。

それと「裁判以前に一国の指導者として(先の大戦に対する)結果責任は明らかにすべきだ」と述べた点についても異議が有る。。番組では、昭和天皇が語ったとされるメモの内容を交えながら?議論していたが、それを言い出したら?最終的には、必ず『天皇の戦争責任』論に辿り着くのは間違いない。。それは許せない事だ。。もしそんな事になったら?陛下の臣下として死んで行った英霊達に「不敬」極まりないではないか?。。。

また、昭和天皇が語ったとされるメモ自体も、詳しい調査がなされないうちは?真贋の程は定かではない。。仮に事実なら?それはそれで尊いお気持ちだと理解したいが、それをテコに靖国の「宗教格」剥奪論などに言及するに至っては?靖国神社に対する国家の脅しであり、それこそ「現行憲法」を無視するものとなり、結果として亡き陛下の名誉を著しく損なう事になり兼ねない。。ましてや?靖国による自発的な返上など、到底有り得ないし、遺族も承服出来ないハズだ。。それは口にすべきではない。。。

政府では、現行の「靖国神社」をそのままに、「千鳥ヶ淵戦没者墓苑」の在り方を昇華させる方法が検討されている様だが、国家の安寧を考えた「苦肉の策」と考えれば?古賀さんの案よりは、まだマシ?の議論かもしれない。。しかし今さら「靖国」の代わりにはなり得ないのも事実である。。ましてや?他国に踊らされて?などは「もっての外」である。。英霊はオモチャではない。俗世の都合で「振り回す」のは?気の毒すぎる。。。

ここは抵抗が有ろうとも?筋目は筋目として、国家の意志を堅持する姿勢の方が、結果として世界から一目置かれる国になり得るものと考えたい(決して戦争をする訳ではないのだから)。。。

マスコミは、こればかり取り上げて煽り立てて、敢えて周辺国との「溝」を深める行為や言動は慎むべきだ。。それこそ?そう言う国らの思う壺になり、国賊者と言われても仕方がなかろう。。この件には「黙して語らず」の姿勢を貫いて欲しいものだ。。。。