griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

終末の在り方を、如何にチョイスするか?。。。。

東京都北区の特別養護老人ホーム「みずべの苑」(川崎千鶴子施設長、定員50人)で入所者の最期に関する家族の希望を同意書に明記、記載内容に基づき病院への搬送を差し控え、施設内でみとったお年寄りが2005年11月までの1年間に9人いることが17日、分かった。 介護保険で今年4月から特養ホームに「みとり介護加算」が新設され、施設での終末期ケアが今後広がるとみられる中、事前の意思確認を明確化する手続きとして注目される。ただ、入所者本人の意思は認知症などのためいずれも確認できなかったという。終末期の診断に慎重さを求める指摘もあり、課題を残した格好だ。 (東京新聞 2006年06月17日 19時32分)

終末期医療で、コストを掛け人為的に、僅かな「延命処置」が施される病院での「看取り」に一石を投じる特養ホームの「みとり介護」。。。人生の露の場を何処に求めるか?この選択を元気なうちに「遺言」として残しておく事が求められる時代に入ったと言える。。。

運命に従って、まさに自らの寿命が尽きようとしている人生最後の場面を、如何に安らぎに満ちた平安なるものて有りたいと願うのは、おそらく「万人の思い」でもあろう。。。

病院と違い?看護より、介護に力点を置き、何よりも入居者の安寧を大切にする?とされる「特別養護老人ホーム」。。。その謳い文句どおりの介護が本当に実現するならば??悪くは無い制度という事になる。。。

だが?実際は、人手不足と、コスト低減で、介護内容に荒さが目立つ?「特養ホーム」の現状を見れば?大方の人がウ~ムではないか?感じる。。。

むしろ、まだ??ゆとり有る丁寧な介護が、より期待出来る?「有料老人ホーム」の方が、まだ?法案の趣旨に沿っている様に感じられるのだが?またそれにも増して、もっと理想的なのが、在宅で、家族、親類縁者に看取られながらの最期であろうと思う。。。

昔から「永遠の命」を願い、世界中の皇帝が、金に糸目をつけず争うように「不老不死」の薬を探し求めた。しかし、越天楽にある「一たび生を受けて滅せぬ者のあるべきか」ではないが??ITや科学万能の現代に至っても?未だその夢は叶っていない。。。

「この世に生あるものは何れ死ぬ」。。。無情だが已む得ぬ「定め」に対し、安寧に満ちた穏やかなる最後を迎えたいとする人々の願いを、特養ホームに依る「みとり介護」制度は、今後、何処まで期待に応えるものになるのだろうか?私達は、その行方を、期待と共に、静かに見守るしかない。。。。