フィリピンで開かれた世界保健機関(WHO)の専門家会合で、ベトナム北部で、より人に感染し易い『鳥インフルエンザウイルス』H5N1型が出現している可能性が高い事が分かった。
現段階では「新型ウイルス」は致死率が15%程度と、従来型の75%に比べて大幅に低い。しかし今後「鳥インフルエンザ」に端を発する「新型インフルエンザ」の世界的流行が懸念されている。
それにしても、アフリカの『エボラ出血熱』といい、『O157』といい、そして『鳥インフルエンザ』といい「特効薬」のない危険なウィルスの登場は、一歩対応を誤ると人類存亡の危機ともなり兼ねない要素をはらんでいる。実に恐ろしい。日本でも昨年、京都で発生した「鳥インフルエンザ」騒動から一年が経過した。当時、養鶏場経営者の「情報公開」が問題になった。今年も、養鶏業者は朝鮮半島から飛来する鳥による伝播と情報公開に十分留意頂きたい。