マスコミは「日勤教育」に問題有りとして、組合に肩を持った?「擦り寄り」報道が目立ちます。
組合側も、この期を利用して、昔の「国労時代」の『ゆるふん環境』の再構築を図ろうとのおつもりなのか?
彼等は、「ご遺族」の皆さんの声で「使える」と感じた部分」だけ切り取って、あたかも「日勤教育」=「事故原因」のイメージ作りを画策している様に見て取れます。
「ご遺族」の皆さんの「悲しみ」を煽り、巻き込み利用する今のマスコミの狡猾な「やり方」に、激しく「憤り」を感じます。また事故の原因究明に誤った「示唆」を与えないかと心配になります。
というのも、JRでなくとも何処の「民間会社」でも、ミスをした事に依って会社が被った損害の程度で、それなりの「始末書」なり「反省文」を書かせたりする「社内規定」を設けています。
更に、ミスの程度によっては「配置転換」などの「厳しい処置」に至る場合も有ります。
また、これらの「制裁」と平行して「ボーナス」や「昇給」に差が付けられるのは言うまでも無い事です。これらの事は民間では、ごくごく昔からやってきた事なのですが、「新参の民間企業」の方達には『違和感』として感じるのでしょう。
『白河のあまり清きに耐えかねて、濁れる元の田沼恋しき』の心境なのでしょうか。そういう現状を考える時「日勤教育」という言葉が適当か。どうかは別としても「相応な処罰」は、絶対必要です。
もし?現在の「日勤教育」の「内容」に「疑問」を感じるのであれば、その部分の「訂正」を試みるべきです。
マスコミの先導で「日勤教育」=「事故原因」に問題をすり替え、更にその余勢を駆って、今有る『日勤教育』そのものを「無くそう」とする動きには、断固反対します。
そんな事を許せば、たちどころ、緊張感の無い『ゆるふん国労』に逆もどりです。
それこそ、緩み切って「失念」の連発で、「空恐ろしい」事故に繋がり兼ねない「危惧」を感じます。
何故、そこまで私が反対するかと言えば、現状でも「ダイヤ維持」の為に「腕を磨き」日夜頑張っている数多の「鉄道マン」がおられるからです。さもなくば、彼等は「これまで何の為に頑張って来たのか?」と思いますよ?一部の問題多い者の為に、これまで彼等が「一生懸命頑張ってきた努力を無にしよう」とする訳ですからね。それでは『大多数』の「実直なる鉄道マン」の皆さんに対し、余りにも『非礼』過ぎはしませんか?
「日勤教育」の内容に、問題が有れば、社、内外の「調査機関(仮称)」などを通設置して「精査」し、しっかりとした物に「作り変えれば」良いと思います。
大概の場合、のっけから「否定」とか「廃止」を前提にした検討を始めると、きまって内容的に「行き過ぎ」が出がちです。それこそ『オーバーラン』になります。だから「日勤教育」=「事故原因」と、最初から決め付ける「単眼的」思考は避けて、あらゆる「視点」を残すべきだと考える訳です。
ご遺族の皆さん!お辛い気持ちは良く分かりますが、本質を見失ってはいけないと思います。
マスコミや組合の「策略」にハマラナイ、冷静な「ご判断」を心よりお願い致します。