griffin avenue’s blog

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ホリエモンのメールには「セキレイの眼」が有るか?。。。

今から400年以上も前。世は正に「豊臣秀吉」による天下平定がなされようとしているその時、奥州で容易ならざる事件が勃発した。。。

それは、秀吉の天下統一に立ちはだかる奥州の若武者「伊達政宗」であった。表向きは秀吉に恭順の意を唱えていた政宗で有ったが、その裏で密かに秀吉に抗する「一揆」を煽動したとされ、事もあろうに、それを裏付ける政宗の密書が秀吉の手に渡ってしまった。。。

正に「万事休す」。政宗は生涯において「絶体絶命」の窮地に立たされた。事の詮議の為、秀吉に呼び出された政宗は、大阪城に白装束で登城し、秀吉の見守る中、密書の真偽を厳しく「詮議」されたとされる。。。

窮地の中で政宗は、この密書が「真っ赤な偽物」であると主張した。この時代。怪文書が渦巻く中で、政宗は自らの発する書状の「花押」には、ちょっとした「細工」が施してある事を明かした。即ち、領主の心得として、後にそれが自らの発した文章であるか?否かを、識別出来る様にと考え、花押である「セキレイ」の眼に、小さな「針の穴」を開けていると主張したのである。。。

驚いた秀吉は、自らに送られてきた他の政宗の書状と比較し、確かにそれには穴があるが、この密書には無いとし、日頃からの「政宗」の用心深さを讃え、「謀反の儀」を不問に付したとされる。。。

秀吉は政宗の謀反を、本当は知りながらも?用心深さと器量に富む「若武者」を、惜しむ気持ちから?敢えてこれを許したとする見方もある。。。

今、ホリエモン武部幹事長の息子へ献金を送るように指示したとされる「メール文書」で国会が紛糾しているが、「メール」とは、そもそも?どの程度の証拠能力たりうる物であろうか?筆跡鑑定もなく、パンワードが有れば?盗まれていれば?電子署名も、もっと工夫しないと?他人になり済ます事は幾らでも出来る。。。

今の有り方の中で、どの程度の証拠能力と見なされるべきか?インターネットを「便所の落書き」という人もいる。ましてや報道から、こぼれる内容では、本人が打つメールでは有り得ない表現も、随所に見られるという。今回の民主党の永田議員による国会中の答弁。議員としての責任ある立場から発した中傷であり、あとで間違った?では済まされない。。。

だが前原さんが率いるようになった現在の「民主党」は、自民党の「考え」とも、少なからずラップする党に変わった事も見逃せない。国の将来を考える時、諸問題を乗り越える為に、民主党とは、共に協調しあえる部分も多いとする見方もある。それ故。この様な事で、前原さんを過度に「追い込み」過ぎるのも?如何なものだろう?という視点もある。彼の率いる民主党には、未だ「駄々っ子」も多くいるが、やがて初期化が進めば?是々非々で考えた時、大いに「力」となりうる要素を秘めている。その点では、奥州の伊達政宗と重なる要素を秘めていないだろうか?。。。

勿論。逆に「メール内容」が民主党が主張する通りの内容であれば?小泉さんはともかくも、少なくとも?武部さんは「エリ」を正す必要が有る。が私はそんな事は無いと信じている。。。。

インターネットにおける電子メールと署名。今後、更なる工夫がなされ、ホンに信頼足りうる物に成長する事を願いたい。少なくとも今のままでは「証拠能力」としては、余りに「不十分」と言わざるを得ず、ホリエモンの裁判でも、多分そこが焦点になろうし?検察に取っても大きな「壁」として立ちはだかる事だろう。。。