今回の列車事故でJRは、133km/hが脱線の限界速度と何の躊躇いもなく発表していましたね。しかして脱線は108km/hでおこった。
この事故で前駅でのオーバーランの挽回を意図して直接スピードを出した運転士の責任は当然としながらも、133km/hを運転士教育の中で教え込まれていたフシが有る。だとすれば憶測だが、運転士は"間違った知識"の刷り込みから108km/hを限界点の手前に有る"ゆとり有る"速度と判断し、安心のうちにコーナーに列車を突っ込ませた可能性も否定できない。
とすれば、この若い運転士も"犠牲者の一人"と云えなくもない。
JRの早い段階の「置石痕」の発表といい、車掌の供述だけで"運転士との会話"をどんどん発表して行くところなんか。今となっては"死人に口無し"と云えなくもない。何れにしてもJRの罪深かさが見え隠れしている。
マスコミも、自らの利害関係もあって当初から、若干JRに配慮した及び腰報道が有ったかもしれない。しかし次第に大きくなる犠牲者の量を見てJR攻撃に本腰を入れて行った様子に見えます。
今年は日航ジャンボの御巣鷹山墜落事故から、ちょうど20年。あの時も520名の犠牲者を出した大惨事だった。そして今回。またしても500人以上の死傷者を出す大惨事に。いつになったら歴史から学ぶのであろうか。
