日産自動車は7日、世界で9千人の人員削減をすると発表した。世界での生産能力も2割減らす。
同日に発表した2024年9月中間決算では、営業利益が前年同期比90.2%減の329億円となるなど、業績の不振が続いているためだ。
保有する三菱自動車の株式も一部売却する。
売上高は前年同期比1.3%減の5兆9842億円、純利益は93.5%減の192億円。
世界販売は前年同期比3.8%減の158万5千台と2年ぶりに減少。
特に米国で販売が好調なハイブリッド車(HV)を投入しておらず、激しい販売競争を背景に奨励金を増やしたことなどから収益が悪化した。
【11/7(木) 17:04 朝日新聞DIGITAL】
ネットより、、、
中国経済がズタボロな今、自動車市場は安価な国産の「BYD」社一択みたいになってるらしく、海外勢は販売促進費が嵩んでる模様、、、
その影響で日本メーカーもドイツメーカーも収益率がガタ落ちしてる話は聞く。。
EUの車戦略は基本EV推しなのだが、EVの不便差に気づき始めた最近は車政策に若干の軌道修正が加わり、現在はハイブリッド車も再評価されるに至ってる。。
残念ながら、そのハイブリッド車では、あまり存在感がない日産、かなり生き辛い状況と思う。。
実績の長いEV技術で推したいところだが、日産のEUでの収支は現在「真っ赤」なんじゃなかろうか?、、、
実は私ごとになるが、大学を卒業後、新卒で入った先が日産系列の某部品メーカーだった。。
営業部に配属になった私は東銀座の日産本社には良く行ったもんである。だからあの辺の地理は良く分かる。。
確か二階が購買部だったかな?、、、
私の仕事先は第三部品課、第四部品課、第六部品課が中心で、あとは汎用品課だったかな?、、と回想する。。
一時はトヨタよりも大きかった時代もあったとされる日産。。
私が関係していた時代は労働組合との軋轢で日産の経営陣が疲弊していた時代、、、
有名な話だが当時は日産をダメにした労働組合のドン「塩路一郎」というのがいて、当時から何かと経営に口を挟んでいた。。
労組の「天皇」と呼ばれていたからね。。
日産が官僚的だといわれる背景には、そんな背景もあるんじゃないかな?、、、
当時の経営陣は労使交渉を少しでも円滑化させたいと塩路にクルーザーまで与えていた?という話もあるから「びっくらポン」の話だ。。
あれでトヨタに出遅れちゃったんだよね。。
そんな事もあったセイか、日産は当時から「カネこま」だったし、部品メーカーへの値引き要請も半端なかった。。
私は事情あってカルロスゴーンが来る前に同社を退社していたが、カルロスが日産に来た後の部品メーカーとの関係性は?もうそれは最悪の極みだったと聞いている。。
当時の同僚たちとは今も年賀状のやり取りは続けているが、以前そんな話を聞いた。。
日産は今年の3月、下請け業者への納入代金を発注後に減額した下請法違反で公取から指導が入ってたが、収益状況が相当にヤバくてキツくて背に腹は代えられなかったんだと思う。。
でもやっちゃダメだけどね。。(v_v)
中国市場が中国経済の低迷と中国の純国産「BYD」の台頭で、想定以上に販売促進費が嵩んでるようだ。。
原材料費も上がってるし、収益を圧迫させてる要因は沢山ある。。
今年7月の四半期の収益見通しでは脅威の99%減の予想を発表してたから、相当にヤバい状況なんだな?、とは思ってたが、、、
今回の数字を見る限り、その後、若干、改善された形跡は見えるものの、依然 なりふり構わず金を掻き集めないといけない様子が伺える。。
全世界で9千人の人員削減、多分この数字の中には中国江蘇省の工場閉鎖も加味してる数字だとは思うが、必要とあらば、更なる追加削減もあり得るところ、、、
アメリカのトランプ大統領が奇跡の復活を果たし、日産に起死回生の好機となるのかどうか?、今、凄く気になっている。。🤧🤧🤧