griffin avenue’s blog

Boys be ambitious! Girls be unbalance? (^-^) 鳴かぬなら踊って見せよ。ホトトギス!

原油高騰に思う。

今から30年以上前(1973年頃)、原油が高騰し世界中がパニックになった「石油危機」。
当時は確か1バレル13$~16$程度だったと思う。原油の高騰は我々に石油関連商品の裾野の広さを教えてくれた。過っての石油危機から既に30年以上経過し時代も21世紀へと大きく移り行くなかで、石油消費も拡大の一途を続けている。
しかしながら、この間。日本を始め世界の先進各国は「省エネ技術」の開発に邁進して来た。
その結果「省エネ技術」や「代替エネルギー」で飛躍的な進歩を見せて来た。
それにしても現在、1バレル50$に達する原油価格はあまりに高い。(もっとも原油高は小型で燃費の良い日本車輸出には有利?)
今後、益々「省エネ」が求められるが、これからの道のりは「乾いた雑巾」を絞る過酷なものとなろう。
それにしても中国経済の目覚しい発展が「原油高騰」の一翼を担ってきた事は事実だ。その「爆食振り」は今後一層の拡大も予想されている。
一部の「投機買い」規制程度では、さしたる「改善効果」は期待出来ない。基本的には産油国の「増産」しか手が無い。
今から30年以上前にも、実は原油が今の様に高騰する予測は一部にあった。しかも究極的には「枯渇」が見えて来るシナリオだった。
当時から中国の発展がもたらす将来の「資源枯渇予測」も、私が通っていた当時の大学の「エネルギー論」の教授が指摘していた。しかしソ連を始め「社会主義国」の崩壊までは誰も予想していなかった。
社会主義に依る「計画経済」と違い、市場動向に任せる「資本主義経済」への変革は「資源利用」の「見通し」を大きく狂わせるものとなったに違いない。
今後、巨大人口を抱える「中国」や「インド」の経済発展がもたらす全地球的な「資源逼迫」が危惧される。
さりながら地下資源は、あくまで「有限」で有り、今後益々の価格高騰は避けて通れそうに無い。
恐らく21世紀の国際紛争は「資源争奪」が主たるテーマになる事が予想され、中でも「エネルギー確保」から来る「資源争奪」が激しさを増して来るだろう。
日本は国土の狭さ故、どうしても「資源確保」の為「神経質」にならざるを得ない。
その為「代替エネルギー」の開発が急務と考えられ、「リサイクル」や「省エネ技術」と共に21世紀を生き残る「カギ」となりそうだ。研究者の一層の奮起が望まれる。