小泉純一郎首相は4日のテレビ朝日番組で、中国などとの先の戦争を正義の戦いとする見方があることについて「避けなければならなかった戦争だった。Ａ級戦犯は戦犯として裁判を受けた」と述べ、極東国際軍事裁判（東京裁判）で有罪とされたＡ級戦犯には戦争責任があるとの認識を重ねて示した。自身の靖国参拝に関しては「私が参拝するのは特定の人ではなく、心ならずも亡くなった人たちに対してだ」と強調した。
（日本経済新聞社 ＮＩＫＫＥＩ ＮＥＴ 首相動静―４日）
分刻みの「選挙戦」スケジュールをこなす「各党党首」の皆さんで有るが、投票日前の、最後の日曜日とあって、この日も朝からＴＢＳの「報道２００１」、ＮＨＫ「日曜討論」に続き、テレビ朝日の「サンデープロジェクト」と精力的に出演をこなされていた。押せ押せから、おのずと「出演時間」もタイトになる事自体は致し方がない。この日の「サンデープロジェクト」も、約束だった「出演時間」のタイムリミット（１１：３０？）を過ぎたとして、席を立とうとする小泉さんの、心の隙を狙って？田原さんは不意を突く「質問」を放ったが、意外にも冷静な「答え」で返してきた。
常日頃から考えている？揺るぎ無い「信念」なればこその、おそらく正直な「気持ち」なのだろう。不用意な返事を期待し？あわよくば「選挙」の流れを「ブチ壊そう」とする？？？質問者の意図をは、あっさりと「スルー」されました。 (^-^) その様な不謹慎な意図は無かった？？？としたら失礼！それにしても、もし？これが脇の甘い？福田元官房長官や、麻生大臣が『首相』で、おられたらどうなっていたでしょうね？。。。。今頃は「猛禽」の餌食に？。。。それよりも、番組中、一国の首相に対し「アホ！」などという失礼を働いた「コメンテーター」は、もう二度と番組には出すな！番組の品位は勿論。テレビ局の姿勢も問われるぞ？。。。。
それにしても、小泉さんの答えですが、私的には「若干」不満が無い訳では有りません。日本の「戦争責任」は当然としながらも、そこに至る「大儀」を「完全否定」する事に繋がりかねない「考え方」には、些か。。。。。。と云う気持も有ります。しかし、過去の「村山談話」の踏襲という「足かせ」も有りますし、あらゆる見地からの「総合的」な判断をせねばならない一国の首相の態度としては、これは、これで良かったと思います。。。。。
それよりも、「権力奪取」の為、政敵「社会党」と組む事をためらわなかった。当時の「自民党幹部」の「節操の無さ」にこそ、この国の「外交」をメチャメチャにした「そもそもの」責任がある。。。。。
